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2016年09月02日

食える行政書士だけが知っている孫子の兵法の読み方2 実録行政書士開業十年4 (行政書士の事件簿ノベルズ(WEB限定版))





食える行政書士だけが知っている孫子の兵法の読み方2 実録行政書士開業十年4 (行政書士の事件簿ノベルズ(WEB限定版))



 低価格を提示するのは、自分がバカだと世間に公示しているようなもの!孫子の兵法の経営戦略を忠実に実行すれば、行政書士で年間一千万以上稼ぐのは当たり前!金、経験、人脈なしの最悪の状況で開業した私がどん底で掴んだ極意とは?

 先ずは、孫子の兵法の一節をご覧ください。

 勝を見ること衆人の知る所に過ぎざるは、善の善なる者に非ざるなり。戦い勝ちて天下善なりと曰うも、善の善なる者に非ざるなり。故に秋毫を挙ぐるを多力と為さず。日月を見るを明目と為さず。雷霆を聞くを聡耳と為さず。

 誰が見ても勝てると分かる戦に勝ったとしよう。もちろん、民衆は誰しも喜ぶだろうが、素晴らしい将軍だと大絶賛することはないだろう。(勝てる戦に勝ったのだから当然だと思って大して注目はしない。)
 動物の毛を持ち上げても力持ちだとは言わない。太陽や月が見えても目がよいとは言わない。雷の音が聞こえても耳がよいとは言わないのと同じだ。と言う意味です。

 同様に、まともに行政書士事務所を経営していれば、年間一千万以上稼ぐのは当たり前です。年間一千万っぽっち稼いだくらいでは、成功者とは言えません。誰でも年間一千万ぐらい達成出来て当然なのですから。

 前作で紹介した通り、私は、人見知りしますし、引き籠り体質で、友達もほとんどいないし、行政書士には全く向いていない人間です。
 おまけに人前でプレゼンテーションをするが大の苦手ですから、セミナーや講演なんてやりません。
 クライアントや見込み客との交渉でも、私から積極的に話をすることはありません。ほとんどの場合、私は聞き役に回って、「うん、うん」とうなずいているだけです。
 多分、普通の会社の営業職の仕事に就いていたら、最低の成績だったと思います。

 そんな私が、まともに行政書士事務所を経営出来ているのは、幼少の頃より、孫子の兵法を諳んじており、開業してから、『孫子の兵法の経営戦略を忠実に実行したから』にほかなりません。

 第二巻で述べている項目で特に注目していただきたいことは以下の三つです。

 1、低価格を提示するのは、自分が無能であることを世間に公示しているようなもの。
「他の事務所よりもぐーんと安くやりますよ。だから、私に依頼してください」とペコペコ頭を下げながら、仕事を頂くのは、愚か者がやることです。ちょっと頭を使えば、他の事務所よりも割高の報酬を示しても、仕事をゲットすることができます。

 2、膠着状態から抜け出るための最も有効な手段とは?
 広告、宣伝をしても反応が乏しい場合や、クライアントや見込み客との交渉がまとまらない状況を一気に突破するには、どうしたらいいか?あなたが、ここで提示すべきなのは、低価格ではありません。頭を使いましょう。

 3、地元の有力企業と取引する――ライバル事務所を蹴り飛ばして仕事を横取りするには?
 たくさんの下請け企業を抱えている地元の有力企業をクライアントにしてしまえば、他の企業から仕事をゲットすることも容易くなります。有力企業ほど、落とすのは難しいものですが、その攻略方法も孫子の兵法からヒントを得ることができます。

 行政書士だけでなく、弁護士、司法書士、税理士、社会保険労務士と言った士業全般にも応用できるので、興味のある方は参考にしてください。

 第二巻は、
 形――失敗のしようがない状況を作る。堅実な経営を行おう。
 勢――流れは必ず変わる。膠着状態から抜け出し勢いに乗ろう。
 虚実――先生と呼ばれる立場を利用して主導権を握ろう。
 軍争――行政書士事務所経営の極意は風林火山にあり。
 九変――臨機応変に行動し荒波の時代を乗り越えよう。
 の五項目を掲載しています。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
法学部在学中に行政書士、宅建等の資格を取得し、卒業後は、行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆し、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンスを中心に、ファンタジーや武侠小説などを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(冒頭部抜粋)

 食える行政書士だけが知っている孫子の兵法の読み方2
                     実録行政書士開業十年4

                            大滝七夕

 ※この著作は前作――『食える行政書士だけが知っている孫子の兵法の読み方1 実録行政書士開業十年3』の続編です。前作をお読みいただいていることを前提に話を進めていきます。

 形――失敗のしようがない状況を作る。堅実な経営を行おう。

 1、クライアントや見込み客が想定通りの行動に出ることはない

 行政書士の仕事をゲットするにあたっては、様々な情報を収集して分析し、その結果に基づいて行動するのが基本である。
 クライアントや見込み客の行動を予測して先手を打つわけだが、実際に想定していた通りに動いてくれるということは、実は少ない。
 大抵の場合は、あなたが想定していなかったような反応を示すものである。
 それはそうだろう。人間は一人ひとり考え方も行動も違う。
 あなたの思い通りに動く人などいるはずがないのだ。そんな人がいたらその人は人間ではなく、あなたの操り人形だということになろう。
 だからこそ、勇み足になってはいけない。
 クライアントや見込み客は絶対にこう言う反応を示すはずだ。などと独りよがりな想定を行い、それを前提とした仕込みをしてはいけない。
 例えば、広告をばら撒いたとして、
「0.1%は絶対に反応があるはずだ」
 という希望的な観測をしてはいけない。広告などたったの一秒も見ないという人の方が多いのだ。反応がないのは当然と思っておかないと、広告を打つごとに胸を切り裂かれるような苦しい思いを味わうことになる。

 私の場合、チラシ小説などをばら撒く場合でも、反応があることは全く期待していない。
「広告に費用を投じるのは、宝くじを買うのと同じだ」
 と心得るようにしている。宝くじは当たるか当たらないかは、運次第である。広告もそれと同様だと考えるのだ。

 だからと言って、いい加減なチラシ小説とか広告をばら撒くわけではない。
 一字一句、顕微鏡で観察するようにして、推敲し、これなら、クライアントや見込み客が何らかの反応を示すだろうというレベルのものを作ってしまうのは当然である。
 だが、一旦、ばら撒いてしまったら、そのために要した費用は、「宝くじを買うために」投下したのだと心得て、きれいさっぱりと忘れてしまうようにしている。

 広告のために投じる資金には、
「絶対に回収しないとだめだぞ!」
 とがめつくならないようにするということだ。
 反応はゼロである。と言うことを想定し、仮にそうだったとしても大丈夫だというラインを見極めてから、広告を打つのだ。
 どぶに捨ててしまっても惜しくない余剰の資金をチラシ小説とか広告をまくための費用に充てるということである。
 だから、仮に失敗したとしても、事務所の金庫が危うくなるとか、事務所の経営が傾くというような事態にはならないのだ。
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