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2017年01月08日

ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係1 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))





ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係1 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))



宅建士資格を有するプロ小説家が執筆。ラブコメ風ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまう画期的なテキストが登場!楽しく学んで楽々合格しよう!


●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

本書は、宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。
シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
でも、ライトノベル小説ならすんなりと読めるのでは?

既にお持ちの資格スクールのテキストや過去問と併用してお読みいただくことで、より一層、内容を理解することができますよ。


●あらすじ

 宅本建太郎は、元アイドルで恋人の司法書士桜咲胡桃が経営する司法書士事務所で補助者として働いていた。
 ひょんなことから、伯父で不動産王と呼ばれた宅本健一の莫大な遺産を受け継ぐことになり、健一が経営していた、不動産会社宅本・オーガナイゼーションの会長兼社長の座に就いてしまう。

 宅建士試験すら合格していないのに、巨大企業の舵取りを担うことになった建太郎は、胡桃や、美人秘書の杏咲琴美ら、美女、美少女たちのアドバイスを得ながら、宅建士や不動産会社の経営について学んでゆくラブコメストーリー?

・主な登場人物

宅本建太郎
桜咲司法書士事務所補助者。宅建資格の勉強中。ひょんなことから伯父不動産王 宅本健一の莫大な遺産を相続することになる。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の二代目会長兼社長に就任。

桜咲胡桃
宅建士。司法書士。桜咲司法書士事務所所長。宅本建太郎の上司にして恋人。元アイドルで可愛い顔立ちに、小柄ながらもB90 W60 H86と素晴らしいボディの持ち主。

杏咲琴美
宅建士。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の社員。大人の女性の魅力にあふれている美人秘書。後に宅本建太郎の専属秘書になる。

不動産王 宅本健一
『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の初代会長兼社長。父親から受け継いだ不動産業を発展させ、多数の不動産を保有し、その資産の総額は数千億円にも達すると言われている。政界にも進出し、一時は都知事に選ばれるかというところまで行ったが、失言のオンパレードが災いして、都知事の座を逃した。暴力団の陰謀により殺害されてしまう。


●法改正対応表
このテキストは以下の法改正に対応しています。
民法:平成二八年六月七日法律第七一号
不動産登記法:平成二八年五月二七日法律第五一号
公職選挙法:平成二八年一二月二日法律第九四号
商法:平成二六年六月二七日法律第九一号
仮登記担保契約に関する法律:平成一六年一二月三日法律第一五二号


●著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
法学部在学中に行政書士、宅建等の資格を取得し、卒業後は、行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆し、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンスを中心に、ファンタジーや武侠小説などを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


(冒頭部抜粋)

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係1

                         大滝七夕

 第一章

「二人を消したか?」
「へい。崖から車ごと落としました。少なく見積もっても十メートルの高さがありましたから、まず助かりますまい」
「そうか。よくやった……」
 グレーの和服をまとった角刈りの老人がねぎらいの言葉をかけると、フランケンシュタインに似た風貌の黒服姿の巨漢が畳に額をこすりつけて平伏した。
 老人は高級葉巻を口から離して手に持つと、掃き出し窓の向こうに広がる和風庭園を眺めた。大きな仕事を終えて、ほっと一息ついているという風情である。既に日は落ち、庭は闇に包まれており、灯篭がぼんやりとした赤い輝きを放っている。血のような赤。あの不動産王と呼ばれた強欲ジジイも血まみれになったんだろうなと老人はほくそ笑んだ。
「古鉄若頭」
 不意に別の男が口を開いた。この十八畳の和室には、今、三人の男しかいない。老人と巨漢。それから、如何にも女形という風情の細身の体つきをした若者だ。
 今、言葉を発したのは、この若者である。若頭という言葉からも分かるようにこの三人は、堅気の人間ではない。
 古鉄若頭と呼ばれた巨漢――成金組若頭古鉄裕也が、
「侠元先生。何でしょう?」
 と、改まった様子で若者に体を向ける。若頭と言えば、ヤクザ組織では第二位の序列。組長以外の人間に気を使う必要などないはずなのに、古鉄若頭は、一回りも年下の若者に腰を低くして応じている。
「二人とも同時に死んだのだろうな?」
「同時に死んだというのは?」
「まず、宅本健一が死亡した後、時間を置いて妻である宅本春子が死んだというような経過を辿っていないかということだよ」
 侠元先生と呼ばれた若者は、古鉄若頭をじろりと睨み付ける。
「へえ……。それは、多分、大丈夫と思いますが……」
 古鉄若頭は、頭を掻きながら目線を下げる。今、古鉄若頭の目は、侠元先生のスーツの左衿を捉えていた。金色に輝く丸いバッチ――弁護士バッチがそこにある。
 そう侠元先生こと侠元保志は、暴力団成金組の顧問弁護士を務めているのだ。成金組は組長である成金譲治を頂点に十人程度の少数精鋭で回している小さな組織である。それでいて、不動産関係のシノギをメインに手掛け、他人の名義を使うなどして、いくつもの不動産を所有している。年間の収益は数十億にも達するとされており、小さいながらもかなりの資金力を有する組織である。
「多分とはなんだ。多分とは」
「へえ……?」
 古鉄若頭が巨体を縮めて、丸刈りの頭を掻きながら、上目遣いに侠元先生を見る。まるで教師に叱られている中学生のようである。
「古鉄」
 老人――成金組組長成金譲治が紫煙を上に吐きながら、口を開く。
「はっ。なんでしょう」
 古鉄若頭が成金組長に体を向けて、さらに畏まる。
「ちゃんと説明しろ。重要なことだぞ」
「重要なことですか?」
「バカ野郎!分からねえのか?」
 成金組長の雷声に、古鉄若頭が首をすくめる。
「すいません……。法律のことはどうも疎くて……」
「それでよく、成金組の若頭をやっていられるものだな。宅建の勉強くらいしろ」
「へい。今、勉強しているところで……」
「それなら、権利関係相続の分野を勉強しただろう?」
「へえ……。まだうろ覚えで……」
 古鉄若頭が慌てて、スーツの内ポケットから電子書籍リーダーを取り出した。普段はヤクザのシノギの合間に、電子書籍で宅建の勉強をしているのだ。
「相続は、何によって開始されるんだ?」
「へい……。相続は……」

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