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2017年03月20日

ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係3 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))




ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係3 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))


宅建士資格を有するプロ小説家が執筆。ラブコメ風ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまう画期的なテキストが登場!楽しく学んで楽々合格しよう!権利関係編完結。権利関係は三冊でばっちり!


●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

本書は、宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。
シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
でも、ライトノベル小説ならすんなりと読めるのでは?

既にお持ちの資格スクールのテキストや過去問と併用してお読みいただくことで、より一層、内容を理解することができますよ。


●権利関係3のあらすじ

 宅本建太郎が相続した不動産王宅本健一の遺産を狙い、暴力団成金組が実力行使に出た。元アイドルで建太郎の恋人である司法書士桜咲胡桃を拉致して、山奥の廃村に監禁したのだ。胡桃を救出するために、建太郎は、秘書杏咲琴美らと探し回る。
 胡桃が監禁された廃村は、成金組が秘密基地として開発した土地だが、実は現代版桃源郷ともいうべき秘境だった。そこで胡桃たちは、仙人のような風貌の四人の老人と出会う。廃村の庄屋の子孫だと名乗った老人たちは、いずれも人間離れした力の持ち主。相続問題でもめていて、胡桃や成金組も壮絶な争いに巻き込まれるが……。
 権利関係編完結。


・主な登場人物

宅本建太郎
桜咲司法書士事務所補助者。宅建資格の勉強中。ひょんなことから伯父不動産王 宅本健一の莫大な遺産を相続することになる。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の二代目会長兼社長に就任。

桜咲胡桃
宅建士。司法書士。桜咲司法書士事務所所長。宅本建太郎の上司にして恋人。元アイドルで可愛い顔立ちに、小柄ながらもB90 W60 H86と素晴らしいボディの持ち主。

杏咲琴美
宅建士。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の社員。大人の女性の魅力にあふれている美人秘書。後に宅本建太郎の専属秘書になる。

不動産王 宅本健一
『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の初代会長兼社長。父親から受け継いだ不動産業を発展させ、多数の不動産を保有し、その資産の総額は数千億円にも達すると言われている。政界にも進出し、一時は都知事に選ばれるかというところまで行ったが、失言のオンパレードが災いして、都知事の座を逃した。暴力団の陰謀により殺害されてしまう。


●法改正対応表
このテキストは以下の法改正に対応しています。
民法:平成二八年六月七日法律第七一号
借地借家法:平成二三年五月二五日法律第五三号
旧借地法:改正なし
不動産登記法:平成二八年五月二七日法律第五一号
民事調停法:平成二三年五月二五日法律第五三号
建物の区分所有等に関する法律:平成二三年六月二四日法律第七四号
不動産登記規則:平成二八年三月二四日法務省令第一二号
不動産登記令:平成二七年一一月二六日政令第三九二号


●著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
法学部在学中に行政書士、宅建等の資格を取得し、卒業後は、行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆し、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンスを中心に、ファンタジーや武侠小説などを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


(冒頭部抜粋)

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 権利関係3

                            大滝七夕

 第十二章

 宅本建太郎は紙切れを机の上に叩きつけた。
「なんだ!このふざけた通知は!」

 質権設定通知

 俺たちが有する債権を担保するために桜咲胡桃のすべてに質権を設定した。
 十日以内に弁済がなき場合は、流質する予定なので、夜露死苦。

 そう書かれている。差し出し人の名前は、『成金興業 代表取締役 矢指伊人』となっていた。
「成金興業という不動産屋は、怪しい不動産屋だ。怪しい物件を売りつけて、消費者から金を巻き上げる詐欺会社だ!」
「建太郎君もこの会社のことを知っているのかね?」
 安土光秀の問いかけに建太郎はうなずく。
「はい。知っています。胡桃の事務所にこの不動産屋とトラブルを抱えたという方の相談がしょっちゅう、寄せられているんです」
 建太郎は、胡桃の事務所に寄せられた相談案件について説明した。
「もしや、胡桃さんは、そのトラブル解決のために動き回っていた?」
「これから、取り掛かろうとしていたところでした」
「それはいかん!この会社と関わりあいになってはいかん!」
「この会社が、どういう会社か、ご存じなんですか?」
「成金興業という名前からして、連想できないかね。この会社はフロント企業だよ」
「えっ……!」
「実際に経営しているのは、成金組だ。矢指伊人などという人物は存在しない。しいて言えば、成金組 組長成金譲治の偽名ということになろうか」
「成金組のフロント企業ですか……!うっかりしていました。成金とあるから、もしかしたら……とは思いましたけど、まさか、本当に成金組と関係があるとは思いもしませんでした。あからさま過ぎる名前じゃないですか」
「まさしくそのとおり。だが、不動産業界では有名な話だ。いずれにしても、胡桃さんは、成金興業のトラブル解決のために走り回る過程で、彼らに捕らわれたのだろう」
「だったら、今すぐ、成金興業の社屋に行って、胡桃を救出しないと!」
 建太郎が立ち上がろうとするのを安土光秀が慌てて、押さえつけた。
「落ち着きなさい。建太郎君。成金興業の社屋を探そうとしても無駄だ。成金興業というのはそもそも実体のない会社で、決まった社屋が存在するわけではない」
「どういうことですか?」
「普通の会社は、一定の場所にどっしりと事務所を構えているものだが、成金興業は、いろいろな場所を転々としていて、一カ所にとどまっていることはないんだ。建太郎君が話してくれたように、成金興業は詐欺的な手法で稼いでいる。騙されたと気づいた消費者が抗議に行った時には、ドロンと消えているという寸法なんだからね」
「だったら、成金組総本部に乗り込むしかない!」
「一般人が成金組総本部に乗り込むなんてなおさら、無茶な話だよ」

 ※

「ここはどういう場所なの?」
 胡桃が怪訝そうに首を傾げた。部屋の中をざっと見渡せば、ログハウス調の内装である。壁は丸太が積み重なっているし、テーブルなども無垢の木で作られているし、暖炉もあり、その傍らには、薪が積み重ねられている。
 暖炉にはたくさんの薪が投じられていて、火が煌々と燃えていた。
「御覧の通り、山の中にあるログハウスです。我々が別荘として使っている家です。今の時期は利用していないので、どうぞ、自由におくつろぎください」
 何がおくつろぎくださいよ!
 胡桃は、キッ!とフランケンシュタインに似た風貌の巨漢――成金組 若頭古鉄裕也を睨み上げた。
 胡桃の傍らで、秋藤愛が歯ぎしりしながら、拳を握り締めたのが分かった。
 だめよ。とばかりに、胡桃はそっと、愛の拳に手を添える。
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