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2017年07月11日

ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 宅建業法1 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))





ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト  宅建業法1 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))


宅建士資格を有するプロ小説家が執筆。細かい規則がたくさんある宅地建物取引業法も、ラブコメ風ライトノベル小説で学べば、楽々、満点が取れる!


●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

本書は、宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。
シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
でも、ライトノベル小説ならすんなりと読めるのでは?

既にお持ちの資格スクールのテキストや過去問と併用してお読みいただくことで、より一層、内容を理解することができますよ。


●宅建業法1のあらすじ

 東木の隠れ里開発計画プロジェクトは順調に進み、宅本建太郎らは、宅地の分譲を始めようとする。だが、「裸一貫でからのし上がれ!」との副社長 安土光秀の命令により、株式会社 宅本・オーガナイゼーションの名前、建太郎が相続した宅本健一の遺産が使えなくなる。
 プロジェクトを先に進めるには、新しく不動産会社を設立し、宅建業の免許を取得した後で、一千万円もの営業保証金を供託しなければならない。だが、建太郎の手元の資金はわずか百万円しかない!果たしてうまく行くのか?


・主な登場人物

宅本建太郎
桜咲司法書士事務所補助者。宅建資格の勉強中。ひょんなことから伯父不動産王 宅本健一の莫大な遺産を相続することになる。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の二代目会長兼社長に就任。

桜咲胡桃
宅建士。司法書士。桜咲司法書士事務所所長。宅本建太郎の上司にして恋人。元アイドルで可愛い顔立ちに、小柄ながらもB90 W60 H86と素晴らしいボディの持ち主。

杏咲琴美
宅建士。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の社員。大人の女性の魅力にあふれている美人秘書。後に宅本建太郎の専属秘書になる。

不動産王 宅本健一
『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の初代会長兼社長。父親から受け継いだ不動産業を発展させ、多数の不動産を保有し、その資産の総額は数千億円にも達すると言われている。政界にも進出し、一時は都知事に選ばれるかというところまで行ったが、失言のオンパレードが災いして、都知事の座を逃した。暴力団の陰謀により殺害されてしまう。


●法改正対応表
このテキストは以下の法改正に対応しています。
宅地建物取引業法:平成二八年六月三日法律第五六号
宅地建物取引業法施行令:平成二八年八月二九日政令第二八八号
都市計画法:平成二八年六月七日法律第七二号
建築基準法:平成二八年六月七日法律第七二号
民法:平成二八年六月七日法律第七一号
独立行政法人都市再生機構法施行令:平成二八年一一月三〇日政令第三六四号
地方住宅供給公社法:平成二五年六月一四日法律第四四号
地方住宅供給公社法施行令:平成二八年一一月三〇日政令第三六四号
登録免許税法:平成二八年一二月九日法律第一〇〇号
宅地建物取引業法施行規則:平成二七年一二月九日国土交通省令第八二号
刑法:平成二八年六月三日法律第五四号
恩赦法:平成二五年六月一九日法律第四九号
会社法:平成二八年六月三日法律第六二号
住民基本台帳法:平成二八年一二月二日法律第九四号
宅地建物取引業者営業保証金規則:平成一七年二月一〇日法務省・国土交通省令第一号


●著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
法学部在学中に行政書士、宅建等の資格を取得し、卒業後は、行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆し、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンスを中心に、ファンタジーや武侠小説などを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(冒頭部抜粋)

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 宅建業法1

                         大滝七夕
 
 第二十七章

「東木の隠れ里の開発プロジェクトはどこまで進んでいますか?」
「開発行為が終わり、敷地の区割りも済ませました。役所の様々な許可が出揃い次第、宅地の販売やリゾート施設の建築行為を開始する予定です」
 スーツで隙なく身を固めた杏咲琴美は、株式会社 宅本・オーガナイゼーションの副社長室で、そう報告した。
 相手は、もちろん、副社長の安土光秀。宅本・オーガナイゼーションのナンバー2であるが、ナンバー1である宅本建太郎会長兼社長がただのお飾りにすぎない現状では、実質的に、会社を切り盛りしているのは、安土副社長である。
 先代の会長兼社長である不動産王 宅本健一が存命していた時でさえ、番頭役として実務の大半を仕切っていたのは、安土副社長だった。彼の並外れた手腕無しでは、株式会社 宅本・オーガナイゼーションが、日本有数の不動産会社に成長することはできなかったであろう。
「開発行為が終わっただけでは、まだ安心はできませんよ。リゾート施設にどれだけ人を集めることができるか。宅地予定地をどれだけ販売できるか……。勝負はこれからです」
 重厚なプレシデントデスクにどっしりと腰を下ろした安土副社長の押し殺した言葉に、琴美は身を引き締めた。
「おっしゃる通りです」
「一つお願いがあります」
「はい。なんでしょう?」
「今後、東木の隠れ里の宅地販売やリゾート施設の運営に関しては、宅本・オーガナイゼーションの名前を使わないようにしていただきたい」
 どういう意味だろうと琴美はわずかに首を傾げた。
 宅本・オーガナイゼーションの名前を使うなということは、東木の隠れ里の開発プロジェクトに、会社が関わっていることを世間に知らしめたくない。ということだろうか?
 その理由は、東木の隠れ里の開発プロジェクトの失敗が目に見えているからだろうか?
 安土副社長は椅子から立ち上ると窓辺に近づいた。窓の向こうには、東京都庁をはじめとしたいくつもの高層ビルが立ち並び、磨き上げられた外壁が鏡のようにギラギラしている。
 株式会社 宅本・オーガナイゼーションの本社ビルも、そうした高層ビルの一つ。
 宅本健一と共に働き、一代でこれほどのビルを有する大企業を育てた安土副社長のことである。
 建太郎がやっている東木の隠れ里の開発プロジェクトなど、子供のお遊び程度にしか見えていないのかもしれない。
 無論、子供のお遊びとは言え、大金が動くプロジェクト。会社が大損害を被るわけにはいかないから、予防線を張っておこうということだろうか?
 優れた番頭である安土副社長がそう考えるのも無理からぬことだわね。と思いつつも、その真意は、琴美にも図りかねた。
「つまり……」
「東木の隠れ里の宅地販売やリゾート施設の運営に関しては、別会社を設立して、建太郎君の独力でやっていただきたいということです」
「宅本・オーガナイゼーションは一切手助けしないということですか?」
「そうです。宅本・オーガナイゼーションのブランドを表に出せば、東木の隠れ里のプロジェクトが成功するのは当然です。しかし、それでは、建太郎君の力でこのプロジェクトを成功させたとは言えない。会社の名前に乗っかっているだけです。意味は分かりますね」
「ええ。分かります」
「私と健一は、何もないところからスタートして、この会社を成長させて来ました。建太郎君にも、裸一貫からのし上がっていただきたいということです」

 ※

「ちょっと待て!俺は、宅本・オーガナイゼーションの会長兼社長をクビになったということか?」
 建太郎は思わず、琴美の両肩をガシッと掴んで揺さぶった。膨らんだ胸元がゆらゆらと揺れるほどに。
「ちょっと!建太郎、落ち着きなさいよね!」
 と桜咲胡桃が建太郎の腕を掴んで引き離す。
「おら!女性に乱暴するんじゃねえぞ!」
 と秋藤愛も一喝する。
「そういう意味ではありません」建太郎の腕から逃れた琴美が、顔をしかめながら、乱れたスーツを正した。「宅本・オーガナイゼーションの名前を使わずに、東木の隠れ里のプロジェクトを成功させてみろ。という課題を安土副社長が出したということです」
「宅本・オーガナイゼーションの名前を使うなということか。つまり、俺が自分の不動産会社を設立して、自分の会社の名前で売れと?」
「そうです」
「うーむ……」
「建太郎。これは試練よ。宅本・オーガナイゼーションの会長兼社長として認められるための試練なのよ。分かるでしょ?」と胡桃。
「試練か……。よし!それなら、やってやろうぜ!」
「その調子ですよ!フレーフレー建太郎!」
 とアイドルグループTKB59の又木萌花が声援を送ってくる一方、安土建設の社員である天草美里や愛は「建太郎がどこまでやれるのかしら」と疑わしげな眼差しを向けるばかりである。
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