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2017年08月05日

ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 宅建業法2 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))




ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 宅建業法2 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))


宅建士資格を有するプロ小説家が執筆。35条の重要事項説明書や37条書面も、ラブコメ風ライトノベル小説で学べば、楽々、理解できて、満点が取れる!


●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

本書は、宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。
シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
でも、ライトノベル小説ならすんなりと読めるのでは?

既にお持ちの資格スクールのテキストや過去問と併用してお読みいただくことで、より一層、内容を理解することができますよ。


●宅建業法2のあらすじ

 東木の隠れ里の開発が終わり、いよいよ、宅地建物の販売開始である。宅本建太郎は、35条の重要事項説明書、37条書面や、標準専属専任媒介契約約款などの細かい記載事項に戸惑いながらも、杏咲琴美たち側近の手助けを得ながら、徐々に営業実績を伸ばしていく。一方、建太郎たちに、土地を横取りされる形となった成金組は、建太郎らを貶めるべく怪しげな動きを見せるが。


・主な登場人物

宅本建太郎
桜咲司法書士事務所補助者。宅建資格の勉強中。ひょんなことから伯父不動産王 宅本健一の莫大な遺産を相続することになる。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の二代目会長兼社長に就任。

桜咲胡桃
宅建士。司法書士。桜咲司法書士事務所所長。宅本建太郎の上司にして恋人。元アイドルで可愛い顔立ちに、小柄ながらもB90 W60 H86と素晴らしいボディの持ち主。

杏咲琴美
宅建士。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の社員。大人の女性の魅力にあふれている美人秘書。後に宅本建太郎の専属秘書になる。

不動産王 宅本健一
『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の初代会長兼社長。父親から受け継いだ不動産業を発展させ、多数の不動産を保有し、その資産の総額は数千億円にも達すると言われている。政界にも進出し、一時は都知事に選ばれるかというところまで行ったが、失言のオンパレードが災いして、都知事の座を逃した。暴力団の陰謀により殺害されてしまう。


●法改正対応表
このテキストは以下の法改正に対応しています。
宅地建物取引業法:平成二八年六月三日法律第五六号
不動産の表示に関する公正競争規約:平成28年4月1日
行政手続法:平成二六年六月一三日法律第七〇号
宅地建物取引業法施行規則:平成二七年一二月九日国土交通省令第八二号
国土利用計画法:平成二六年六月一三日法律第六九号
犯罪による収益の移転防止に関する法律:平成二八年六月三日法律第六二号
標準専属専任媒介契約約款:平成26年10月1日、国土交通省告示第935号
住宅の品質確保の促進等に関する法律:平成二六年六月二七日法律第九二号
特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律:平成十九年五月三十日法律第六十六号
特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律施行規則:平成二三年三月二三日国土交通省令第一五号
住宅建設瑕疵担保保証金及び住宅販売瑕疵担保保証金に関する規則:平成二十一年八月二十六日法務省・国土交通省令第一号
借地借家法:平成二三年五月二五日法律第五三号
高齢者の居住の安定確保に関する法律:平成二八年五月二〇日法律第四七号
民法:平成二八年六月七日法律第七一号
宅地建物取引業法施行令:平成二八年八月二九日政令第二八八号
金融商品取引法:平成二七年九月四日法律第六三号
宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額:平成26年2月28日国土交通省告示第172号


●著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
法学部在学中に行政書士、宅建等の資格を取得し、卒業後は、行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆し、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンスを中心に、ファンタジーや武侠小説などを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(冒頭部抜粋)

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 宅建業法2

                         大滝七夕

 第三十章

「古鉄と弱木は、宅本建太郎のところにいるんだな?」
「はい。間違いありません」
「奴らは、一体、何をしている?」
「生首です」
「何だと?」
 グレーの和服をまとった角刈りの老人が眉をびくりと動かして、高級葉巻を口に運ぶ手を止めた。
 老人の前に正座する女形という風情の細身の若者は、わずかに口元をほころばせた。老人の反応を楽しんでいるのかのようである。
 ここは、十八畳ある純和風の部屋。だが、脇息にもたれかかった老人の吐く紫煙が部屋の中に充満することはない。換気が行き届いており、下座に正座する若者のところまで漂ってくることはない。
 純和風でありながら、この屋敷の中には、最新の設備が取りつけられているのだ。
 掃き出し窓の向こうには、薄闇の中、白川砂利を敷いた枯山水風の庭園が広がっている。石灯籠のボウッとした光が辺りの白川砂利を血を散らしたように赤く染めていた。
「まさか、奴らが、打ち首になったわけではあるまいよ」
 老人――成金組組長成金譲治が、怪訝そうな顔を向けると、若者は苦笑する。左衿の金色のバッチがキラッと輝いた。成金組顧問弁護士侠元保志である。
「宅本建太郎たちは、東木の隠れ里に、お化け屋敷を作るつもりだとか。そこへ古鉄と弱木を生首役として放り込もうと計画しているようです」
「くだらん話だな。で、古鉄と弱木は乗り気になっているのか?」
「さて、どうでしょうね」
「逃げ出さんということは、成金組にいるよりも、宅本建太郎の下で生首をやっている方がいいということだろう?」
「二人がどう思っているのかは分かりません。ただ、逃げようにも逃げ出せないのが実情のようです」
「ふむ……。あの東木四兄弟のジジイどもに捕まっておるのだろうからな」
 紫煙を深く吐いた成金組長は、暫し、天井を見上げていた。彼の視線の先で、筋になった紫煙が換気口に吸い込まれていた。
 どうやって、二人を救出しようかとでも考えているのだろうか。と侠元弁護士は、成金組長の眼差しを探る。
 だが、あの二人が戻ってくる可能性は低いだろうと、侠元弁護士は、見当をつけていた。二人は生き埋めになったことで、頭の中で何かがプツンと弾けたのだ。

「ところで、東木の隠れ里には、お化け屋敷を作るだけではあるまい?」
 成金組長の不意の問いかけに、侠元弁護士は、傍らに置いたファイルを手に取った。
「はい。お化け屋敷はおまけで作るにすぎないようですね。メインは、リゾート施設ですし、一部の土地は、売却して、住民や民間業者を呼びよせる予定でいるようです」
 その資料がこちらですと、侠元弁護士が、数枚の紙きれを差し出した。
「ほう……。もう分譲宅地の広告を出しているのか?」
「まず、こちらは、広告の原案です。手書きになっているのが分かると思いますが?」
 侠元弁護士が差し出した紙は、ただの白紙に鉛筆で文章を書き殴ったものだった。何度も消しゴムで消しては書き直した跡がいくつもあり、文章やデザインを考えるのに、七転八倒している様子がうかがえた。
 冒頭にはデカデカとこう書かれている。
「天空の楽園――ファンタジックな土地で新しい人生を歩みませんか?東木の隠れ里は日本で唯一の桃源郷です。この地に住めば、仙人に転生して不老不死を得ることができます……」
 その下に、東木の隠れ里について紹介する記事が続いている。
「これは?」
「宅本建太郎が手書きした原案です」
「どうやって手に入れたのだ?」
「ゴミ箱から、機密情報を抜き取ってくることは、我々にとっては朝飯前のことです」
「ふむ……。いつもながら、侠元先生の情報収集能力は素晴らしいですなあ」
「ありがとうございます」
 侠元弁護士がわずかに口元をほころばせて、不気味な笑みを浮かべた。
「それにしても……」と成金組長が鉛筆書きの広告を示す。「宅本建太郎は、こんな広告を出すつもりなのか?」
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