この世をば わが世とぞ思ふ――藤原道長が栄華を極めるまでの
歴史を演義形式で。時代の流れがわかり、記憶に残りやすい!
ライトノベル小説で学ぶ日本史B 古代(平安時代)編【大学入試・センター試験対応】 ライトノベル小説で学ぶ歴史
●ライトノベル小説で学ぶ日本史Bシリーズとは?
日本史の教科書が無味乾燥で頭に入ってこない。という悩みを抱えている人も多いのでは?
教科書は、歴史の事実を淡々と書き綴っているだけなので、なかなか頭に入らないし、読んでいるうちに眠くなってしまうのは当然です。
例えば、三国志が大好きな方は、三国志演義を読むことは苦ではないと思います。物語ですから、すらすら頭に入ってくると思います。
でも、正史三国志を読もうとしたら、どうでしょう?
三国志が大好きという方でも、途中で挫折してしまう方も少なくないのではないでしょうか?
歴史の教科書を読むことは、正史三国志を読むようなものなのです。
日本史が大好きという方でも、正史形式で書かれた教科書を独学で読むのがきついのは当然なのです。
ましてや、日本史に苦手意識を持っている方はなおさらです。
本書は、正史形式で書かれている日本史の教科書を演義形式、つまり、物語として構成することによって、誰でもスラスラ読めるようにしようと試みたものです。
日本史が苦手な方はもちろんのこと、日本史が好きな方でも、本書をお読みいただけば、もっと、日本史が好きになること請け合いです。
●ライトノベル小説で学ぶ日本史B 古代(平安時代)編の掲載範囲
ライトノベル小説で学ぶ日本史Bシリーズは、時代区分ごとに掲載しています。
古代(平安時代)編は、平安京へ遷都し、藤原氏の摂関政治の全盛期を経て、武士が台頭するまでです。
桓武天皇の時代に平安京に遷都して以降、天皇家と貴族たちの間で激しく権力闘争が繰り広げられました。宇多天皇のように親政を志す天皇がいる一方で、藤原氏が徐々に権力を固めていきます。
その過程で、様々な陰謀や変が起きます。似たような事件が連続しますが、誰がどのような理由で陰謀を企んでその結果どうなったのか。歴史の流れの中で見ていけば、覚えやすいものです。
用語を羅列しているだけの教科書では理解できないという方はぜひ、一読してみてください。
●本書のレベル
本書は、高校で使う日本史Bの教科書を基盤に、歴史の専門書の記述を加味しています。
これは、教科書の記述にリアルティを持たせるために、歴史事実を精査したためで、基本的には、大学入試センター試験レベルの内容となっています。
一般的な教科書の数倍のボリュームになっていますが、物語として記述していることによるものです。
小説としては、かなり短いので、臆せずに挑戦してみてください。
●本書はこんな方におススメです。
・高校の日本史の勉強の予習、復習として。
教科書を読む前に、本書をお読みいただくことによって、教科書の淡々とした記述の深い意味を読み取ることができるはずです。
学校の先生の話が眠くてしょうがないという方は、ぜひ、本書を読んでみてください。学校の授業よりも、理解しやすいはずです。(授業をサボることを推奨しているわけではありませんので、その点は勘違いしないでね)
・予備校や塾に通う暇がない方へ。
本書と教科書を読めば、日本史に関しては、予備校や塾に通う必要はありません。後は、問題集や過去問、模擬試験をしっかりやっていれば、センター試験でも高得点を取れるはずです。
・就職試験や各種試験の教養科目対策として。
高校以来、日本史に触れていない方でも、本書をお読みいただけば、もう一度、日本史の勉強をやり直したのと同等の効果が得られます。
高校の時の教科書を引っ張り出したものの、途方に暮れている方は、ぜひ、本書を読んでください。
●ライトノベル小説で学ぶ日本史Bシリーズ あらすじ
歴史が苦手な高校三年生の桜咲萌美。初めての日本史のテストの結果に落ち込んでいたが、同じテストで100点満点を取った同級生の上杉虎雄に誘われて、「歴史探検部」なる部活に入部することに。
部員は、萌美と上杉君のふたりだけ。活動場所は、カーテンを閉め切った放課後の空き教室。他の人に見られてはいけないらしい。
えっ……。二人っきりの密室で、一体、何をするの?
・主な登場人物
桜咲萌美
高校三年生。優秀な姉(桜咲胡桃、ライトノベルで学ぶ 民法条文 逐条解説シリーズ等に登場)に負けじと国立大学を目指して猛勉強中。苦手な日本史をどうにかしたいと思い、上杉君に相談したことがきっかけで、上杉君とともに、歴史探検をすることに。
上杉虎雄
高校三年生。日本史、世界史で常に100点満点を取っている。その秘訣は、「その時代の人に会って直接話を聞けるから」。実は、時空魔法を使うことができ、過去を行き来することができるのだとか。
●著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
新潟県村上市出身。『大滝七夕』は、ネット小説・著作限定のペンネームで本名や作家名ではない。
法学部在学中から資格試験の勉強を始め、宅建、行政書士、司法書士の資格試験に独学で一発合格。大学卒業後は、都内の行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆。その後、某新人賞に応募して、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンス、ファンタジー、武侠小説などを執筆している。
歴史小説も執筆しており、日本史、世界史の造詣も深い。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)