会話文形式で覚える建設業法 基礎編4(債権法改正対応済み) 暗記カード式法律問題集

投稿者: | 2020年12月5日

 建設業法を基礎から学んでプロの行政書士を目指そう!
 クライアントから受けた生の質問を基に実務のシミュレーションを!

会話文形式で覚える建設業法 基礎編4(債権法改正対応済み)  暗記カード式法律問題集

□ 基礎編4からは、建設業法のうち、建設工事の請負契約に関する質問を掲載しています。

 建設工事の請負契約に関する規定は、行政書士の建設業許可業務では、直接関係しません。
 しかし、建設業者にとっては、日々、請負契約を締結するにあたって直接関係してくる分野ということになります。
 発注者や元請負人、あるいは下請負人との間で、請負契約に関してトラブルが生じた場合は、この部分の規定を根拠に解決を図るのが基本となります。
 とは言え、建設業者、とりわけ、中小規模の建設業者には法律のプロが常駐していることは、少なく、建設業法や民法の知識を基に、紛争解決につなげる能力が乏しいのが実情です。

 そこで、建設業法のプロである行政書士に相談が持ち込まれることがよくあります。
 そんな時に、建設業法、あるいは民法の知識を基にして、的確なアドバイスができるかどうかが、クライアントの信頼を勝ち取るか否かの分岐点になります。
 ですから、建設業者に対する総合的なサポートを専門とする行政書士を目指すのであれば、この分野こそ、力を入れて勉強しておくことが求められます。

 ※本書は、債権法改正に対応済みです。
 建設業法の建設工事の請負契約に関する規定は、2020年度から始まる改正民法の影響を受けます。
 民法上の請負契約の規定も改正されており、従来の解釈ががらりと変わるので、しっかり勉強しましょう。

□ 行政書士なら建設業法を熟知していますよね……?

 建設業許可関係の業務が行政書士の業務であることは世間に定着して久しいです。
 世間の人は誰もが、行政書士ならば建設業許可の知識を有しているものと思っています。
 試験科目になっていて、当然勉強しているものと思っているのです。
 たとえ、あなたが建設業許可を専門としていなかったとしてもです。
 そんなわけですから、クライアントとの会話の中で、建設業法に関する話が持ち上がることがあります。
 それが仕事とは関係ない雑談だったとしても、クライアントの質問に全く答えられないようでは、クライアントも、この人に任せて大丈夫なのかと疑心暗鬼になってしまうものです。

□ 入門編を押さえたうえでさらに高度な知識を身につけよう。

 本書は、入門編よりもレベルの高い質問をまとめています。
 それでも、建設業許可を専門としている行政書士ならば、当然知っていてしかるべき基本的な知識です。

 会話文形式で記載しています。
 1ページ目に質問文を掲載し、2ページ目にそれに対する答えを掲載するという形式になっています。

 「実際にクライアントから受けた生の質問」を基に編集しています。

 これから行政書士として仕事を始めようと思っている方は、クライアントとの面談のシミュレーションのために、本書を利用してください。

●著者略歴

 実務で学ぶ資格試験プロジェクト
 長年の経験から培った実務知識を整理するとともに、後進のために記録を残し、伝えることを目的として立ち上げたプロジェクト。
 スマホ等で、いつでもどこでもチェックできる読みやすい書籍作りを心掛けています。

 大滝 七夕
 新潟県村上市出身。『大滝七夕』は、ネット小説・著作限定のペンネームで本名や作家名ではない。
 法学部在学中から資格試験の勉強を始め、宅建、行政書士、司法書士の資格試験に独学で一発合格。大学卒業後は、都内の行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆。その後、某新人賞に応募して、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンス、ファンタジー、武侠小説などを執筆している。
 行政書士として開業しており、十数年以上にわたり、建設業、宅建業の後継者問題、事業承継を専門的に手掛けている。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)